Boomi JapanではiPaaSの使い方や製品の特長を紹介するウェビナーを開催しています。
今回は、2022年10月7日に開催した「Boomi Integration基礎編~データ利活用の前段階「データを繋いで準備する」を早く簡単に実現~」の内容をご紹介します。
データ活用に至るまでには、収集からデータの連携、名寄せなどの準備、実際の分析など様々なステップがあります。その中で、BoomiのiPaaS*がいかにデータ連携を早く簡単に実現するために貢献するのかをご紹介します。
* integration Platform As A Serviceの頭文字を取ってiPaaS、複数のクラウドやオンプレミス上に分散している業務システムを統合するためのクラウドサービス
iPaaSのご紹介の前に、そもそもiPaaSが登場する背景はどのようなものがあるのでしょうか?それは、クラウド利用の増加と既存のインテグレーション製品の存在です。
総務省の発行する情報通信白書によると、2017年にはすでに56.9%の企業がクラウド利用をしていますが、その割合は増加を続けており、2021年には70%を超える*企業がクラウドを利用していると答えています。
*出典:「令和4年版情報通信白書 データ集 22.クラウドサービスの利用状況」(総務省)
クラウド製品が普及する以前から、社内システムの連携を目的とした製品は存在しています。
例としてシステム間のデータ連携を行うEAIや、データの処理などを行った上でBIツールやDWHに連携するETLツールなどが挙げられます。
しかし、クラウド普及以前の製品は今まで通りオンプレミスにサーバーなどの機器と共に導入されていたため、運用管理などはお客様自身で行う必要がありました。
EAI・ETLの違いについて知りたい方はこちら:https://it-trend.jp/eai/article/251-0013 (EAIとETLの違いってなに?ツールの使用目的・メリットを比較!|ITトレンド)
では、なぜiPaaSが登場するようになったのでしょうか?
クラウド利用の増加に伴い、クラウドサービスの信頼がアップしました。また、既存のインテグレーション製品で必要であったサーバーなどのハードウェア管理や、運用管理なども効率化でき、従来のインテグレーション製品と比較してもメリットがあったため、iPaaSが登場しました。
もちろん、Boomiだけでなく、既存のインテグレーション製品を提供している企業もクラウドを利用したサービス提供へと変わって来ています。そのような中で、BoomiのiPaaS製品であるBoomi Integrationはどのような特長があるのでしょうか?
Boomi Integrationは他社製品と比べて、使いやすいツール、エンジニアでなくても使えるツールを提供するために、大きく2つの特長を兼ね備えています。
Boomiの製品はクラウドを最大限に活用するツールとなっています。
システム連携のプロセス開発を行う際には、運用の監視、リポジトリの機能をどこで保有するかの視点が必要です。Boomiの場合は、それらの機能を一括して提供しており、開発と運用はWebブラウザベースで実行可能です。
リポジトリ内でソースコード管理やバージョン管理も行っており、Boomiの製品を利用するだけで、お客様はシステム連携のプロセスを実装することに必要な機能を利用することが可能にあります。
また、システム連携のプロセスを実行する環境も要件に合わせて柔軟に配置が可能です。
オンプレミス環境、クラウド環境問わず実行環境を配置することが可能となっていますいます。
Boomi Integrationはローコードツールとなっており、エンジニア以外の方でもシステム連携のプロセスを容易に開発できます。また、以下のような機能によってより簡単にプロセス開発をできるように支援しています。
機能1:コンポーネントによる再利用の促進
Boomiではお客様がすでに開発したプロセスやシステムへのアクセス設定などをコンポーネントとして、再利用することが可能です。そのため、一度開発したものを再度開発し直すことが不要となり、以降のプロセス開発がより簡単になります。
機能2:200種類のコネクターでつなぐ
Boomiではさらなるプロセス開発の効率化のために、200種類以上のコネクターを提供しています。
コネクターはデータベースやメールに加えて、セールスフォースといったCRM、Workdayなどの人事管理システムといったSaaSまで幅広く対応しています。
これらを活用することで、お客様が利用されている社内システムやSaaSとのシステム連携プロセスの構築を更に効率化することが可能です。
また、これら以外にも、システム間のデータのマッピング処理をAIによって提案したり、システム連携のプロセス自体をWeb APIとして利用できたりするなど、多くの機能をウェビナー内では紹介しました。
Boomiでは、お客様のデータの利活用をすすめるために、iPaaSとしてコアとなるItengration以外にも複数の製品を提供しています。本ウェビナーでは、データの再発見と柔軟な利活用を行うことができる他製品を紹介しました。
データの連携を行う前に、重要なデータがどこに有るのかわからないということもよくあります。また、重要なデータが有ったとわかったとしても、それらをすぐに活用することができないというような課題があります。そのような課題を解決するために、Boomiでは製品を提供しています。
この製品は複数システム間に保存されている重要なデータを同期するために利用されます。例えば、システム間で顧客データがバラバラに保存されているために、統一できていないというような場合に利用されます。ユーザーは本製品を用いることで、重要なデータのシステム間同期を行う事ができるようになります。
詳細はこちら:https://boomi.com/ja/platform/master-data-hub/
Integrationのご紹介において、作成したシステム連携のプロセスをWeb APIとしても公開することが可能であることをお伝えしました。
本製品は作成したAPIを管理・運用するための製品となっており、認証の設定などを行うことが可能です。
API Managementのデモはこちら:https://get.boomi.com/jp-api-management/
データはアプリケーション等によって活用することで意味を持つものです。この製品はローコードによってデータを活用するアプリケーションを作成することができます。
Flowの詳細はこちら:https://boomi.com/ja/platform/flow
Boomi Japanでは本ウェビナー以外にもウェビナーを開催しています。
ぜひ、本ウェビナーの録画だけでなく、今後のウェビナーもご覧ください。
▽ウェビナーの録画を視聴する▽